WORKS

 作曲家・徳永 崇のオフィシャルページにようこそ2012年2月更新


作曲家・徳永 崇は、現代音楽を中心に「ハイブリッドな構造」をテーマとして作曲活動を展開しています。「ハイブリッド」であること− それは、自然界や宇宙に存在する一法則であったり、人間の営みの中からにじみ出るものからヒントを得ています。
近年は特に、日本文化の成り立ちに強い関心を寄せています。多種多様なものが混在しながら、独特の平衡状態を作り出すバランス感覚を、ぜひ作曲に応用したいと考えています。そういう感覚がわが国に存在することは、未だ異文化や異なる宗教間での対立がやまない現代において、大いなる示唆を与えてくれます。
自分とは異なるものを「異物」とみなし、集団で排除もしくは攻撃するような世界をどうやって生き延びていくのか。そして、どうやったら変えられるのか。一人の作曲家・教育者として、そのことと常に向き合いながら、作品を書いています。


2012年活動予定:12年2月更新しました

3月17日(土)14:00開演(13:30開場)NEW
難解と思われがちな現代音楽を身近に感じてもらう試みとして、東広島市観光協会主催の「現代音楽アラカルト」公演をプロデュースしました。曲目はメシアン「世の終わりのための四重奏曲」、クセナキス「レボンb」、ベリオ「セクエンツァIXb」、ライヒ「ナゴヤ・マリンバ」などなど、現代音楽の超有名なものばかりを集めました。演奏は広島大学教育学部音楽文科系コース学生有志。彼らのフレッシュな演奏に乞うご期待。
入場料:500円 会場:東広島市市民文化センター内アザレアホール

9月 NEW
陸上自衛隊第13音楽隊(広島県安芸郡海田町)の委嘱による吹奏楽作品が初演されます。

10月19・20日 NEW
東アジアの作曲家や演奏家を招いて開催する「東アジアの音楽祭」のディレクターを務めます。期間中、自作品も演奏されます(曲目未定)。

新着情報:12年2月更新しました

2012年2月11日(土)NEW
リコーダー奏者・鈴木俊哉さん企画の「新しい古楽器」公演において、笙・リコーダー・二十絃箏のための「版画時間」が初演されました。当日は、細川俊夫先生ほか、シャリーノ、川上統、日野原秀彦各氏の作品も演奏されました。会場は溢れんばかりの超満員となり、アフタートークも含め、とても盛り上がりました。 演奏:宮田まゆみ(笙)、鈴木俊哉(リコーダー)、吉村七重(二十絃箏) 
会場:淀橋教会

2012年1月NEW
在籍する作曲家グループ「クロノイ・プロトイ」の記念すべき初アルバム「クロノイ・プロトイ×クァルテット・エクセルシオ 弦楽四重奏の可能性」がリリースされました!! 2009年度サントリー芸術財団「佐治敬三賞」を受賞した第5回作品展そのままの内容を録音しなおしたものです。クァルテット・エクセルシオの超ハイレヴェルな演奏あってこそのCDです。皆様、どうぞ以下のサイトよりお買い求め下さい。CD2枚組み・税込み2800円です。
http://www.soundaria.com/

2011年12月29日(木)
作曲家グループ「PATH」の第4回作品展において、クラリネットとピアノための「刺繍の入れ方U」が初演されました。会場の門仲天井ホールが今後も存続しますよう、心より応援いたします。
演奏:菊地秀雄(クラリネット)、槫谷静香(ピアノ) 
会場:門仲天井ホール(東京)

2011年12月9日(金)
ヴァイオリンとハープのデュオ「イクサ」を東広島に招き、酒蔵の静謐な空間でライブを企画しました。私の「舟歌」も再演されました。お二人の息の合った演奏と、軽妙なトークで、イクサ・ファンが増えた様子。CDも飛ぶように売れていました!ぜひ第2回も開催しますので、皆様ご来場お待ちしております。
演奏:辺見康孝(ヴァイオリン)、松村多嘉代(ハープ)
会場:カモキホール(賀茂輝酒造)

2011年11月5日(土)
広島大学の学園祭期間中に行われた「ホームカミングデイ」コンサートにおいて、サン=サーンスの「動物の謝肉祭」の続編として作曲された「豚」が再演されました。お祭りに呼ばれなかった「豚」がキレてタンゴを踊りまくるという設定です。演奏は広大教育学部音楽文化系コースの学生有志。当日はサン=サーンスの謝肉祭はもちろんのこと、学生の編曲した動物にまつわる様々な楽曲も演奏され、大いに盛り上がりました。
演奏:広島大学教育学部音楽文科系コース学生有志 
会場:広島大学教育学部音楽棟1F演奏室

2011年10月30日(日)
広島のアートをコンセプチュアルに考える気鋭のアンサンブル「アッカ」の第11回定期公演において、フルート/ピッコロとピアノのための「AMA Ic」が再演されました。ちなみに本年度より、本アンサンブルのメンバーとなりました。
演奏:宮本美佐穂(フルート)、須藤千晶(ピアノ) 
会場:広島市東区民文化センタースタジオ1

2011年10月22日(土)
「東アジアの現代音楽祭」において、ヴァイオリンとピアノのための「舟歌Ic」が初演されました。ヴァイオリンとハープのための「Ia」を編曲したものです。
演奏:旗健二(ヴァイオリン)、岡本佳子(ピアノ)
会場:アステールプラザ オーケストラ等練習場(広島)

2011年10月20日(木)
細川俊夫氏が企画の「HAPPY NEW EAR」において、笙とリコーダーのための「模様の入れ方」(2009)が再演されました。コンサート終了後のアフタートークでは、会場からの熱いコメントなどもあり、大いに盛り上がりました。演奏:宮田まゆみ)、笙鈴木俊哉(リコーダー)
会場:アステールプラザ オーケストラ等練習場(広島)

2011年8月18日(木)〜23(火)
「秋吉台の夏2011 現代音楽セミナー&フェスティバル」に講師として参加しました。大自然に囲まれながら、熱心な受講生や演奏家とともに充実した6日間を過ごしました。
会場:秋吉台国際芸術村(山口)

プロフィール

徳永 崇  とくながたかし

1973年広島生まれ。広島大学大学院教育学研究科修了の後、東京藝術大学音楽学部別科作曲専修修了。作曲を、早川正昭、久留智之、野田暉行の各氏に師事。2004年、武生国際作曲ワークショップに招待作曲家として参加し、同年フランスのロワイヨモン作曲セミナーに武生との交換作曲家として参加。ISCM World Music Days入選(2002年・香港)。武生作曲賞受賞(2005年)。在籍する作曲家グループ「クロノイ・プロトイ」の第5回作品展が、サントリー芸術財団第9回「佐治敬三賞」受賞(2009年度)。テグ国際現代音楽祭招待作曲家2006年・2011年・韓国)。作品は国内をはじめ、欧州・アジア各地で演奏されている。作曲家グループ「PATH」メンバー。「秋吉台の夏」現代音楽セミナー&フェスティバル講師(2008年・2010年・2011年)。沖縄県立芸術大学音楽学部助手、仁愛女子短期大学音楽学科准教授を経て、現在、広島大学大学院教育学研究科准教授。

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